電が恐れる放射線再放出、廃炉作業に潜むリスク
福島原発ニュース
日本経済新聞 2012年2月9日
http://www.nikkei.com/biz/focus/article/g=96958A9C93819490E2E1E2E0888DE2E1E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
東京電力福島第1原子力発電所が「冷温停止状態」になったことを受け、30年間にわたる廃炉作業がいよいよ始まる。まず水素爆発で吹き飛んだ建屋のがれきを片づけ、炉心溶融(メルトダウン)で穴が開いた格納容器を修復して核燃料を取り出す段取り。
だが廃炉作業は放射性物質が再び屋外に放出されるリスクを伴う。再放出という万一の事態を招けば、除染計画に支障を来すうえ、住民に再び不安と混乱を与えかねない。