「受け入れではない」 楢葉町長、中間貯蔵施設提案で釈明
福島原発ニュース
毎日新聞 2012年2月17日
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120217ddlk07040179000c.html
国が双葉郡8町村内に立地を要請している中間貯蔵施設の設置場所を巡り、楢葉町の草野孝町長が2カ所に分ける提案をしたことについて、草野町長は16日、「(中間貯蔵施設の)受け入れの意向を示したものではない」と、問題提起だったことを明らかにした。就任あいさつに訪れた松下忠洋副復興相との会談で述べた。
草野町長は同日、いわき市の仮町役場で松下副復興相と会談。中間貯蔵施設の設置場所が決まらないと本格的な除染に着手できないとして、「町民の帰還に向けたインフラ整備を急ぐためにも早く候補地を出してほしい」と、国の責任で早期に示すよう要請した。
福島第1原発事故で汚染された廃棄物の中間貯蔵施設の設置について、草野町長は12日、視察に訪れた平野達男復興相に対し、郡内の福島第1原発(大熊、双葉町)と第2原発(楢葉、富岡町)近くの2カ所への設置を提案した。これに対し、平野復興相は即答を避けたという。【清水勝】