福島第1原発事故 事故調査検討会、規制委も設置へ−−来月初会合
福島原発ニュース
2013年03月27日
原子力規制委員会は27日の定例会で、東京電力福島第1原発事故の原因や影響を継続的に調査する有識者検討会を設置することを決めた。4月に初会合を開く。
事故をめぐっては、政府、国会、民間、東電の各事故調が検証を実施した。しかし、1号機に備えられている緊急用冷却装置について、国会事故調は地震で壊れた可能性を指摘し、政府や民間、東電の各事故調は否定するなど食い違いが生じている。
規制委はこうした点を中心に調べ、結果は論点ごとに順次公表する。現地調査も検討する。
検討会は、規制委の更田(ふけた)豊志委員ら14人で、毎月1回程度開催。外部から、久木田豊・前内閣府原子力安全委員長代理▽奈良林直・北海道大教授▽高田毅士・東大教授▽橘高義典・首都大学東京教授▽高木郁二・京都大教授が加わる。
独立行政法人原子力安全基盤機構と日本原子力研究開発機構の専門家も参加する。 【岡田英】
毎日新聞 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130327dde007040034000c.html