汚染水処理の「ALPS」また停止 福島第1原発
福島原発ニュース
産経ニュース 2013年10月4日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131004/dst13100410010002-n1.htm
東京電力福島第1原発の多核種除去設備(ALPS)内部の機器=4月 東京電力は4日、福島第1原発で試運転中の新たな汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」で午前6時40分ごろ、異常を知らせる警報が鳴り、運転を停止したと発表した。汚染水の漏洩(ろうえい)などは確認されていない。
ALPSは9月27日午前0時すぎに試運転を再開したが、約22時間半後に不具合で停止。設備のタンク内部から回収せずに置き忘れたゴム製のシートを発見し、東電はシートがタンクの排水口をふさいだのが原因と判断した。30日未明に汚染水処理を再開していた。
ALPSは汚染水から62種類の放射性物質を取り除くことができるため、政府や東電は汚染水対策の柱の1つに位置付けている。