県原発所在町協が抗議 「第一原発周辺に最終処分場」
福島原発ニュース
福島民報 2013年10月08日
http://www.minpo.jp/news/detail/2013100811389県原子力発電所所在町協議会は7日、9月定例県議会の代表質問で「東京電力福島第一原発の周辺に最終処分場を整備すべき」と発言したふくしま未来ネットワーク会長の高野光二議員(南相馬市、相馬郡飯舘村)に抗議した。
高野氏は9月26日の代表質問の際に「福島第一原発周辺の一定範囲を国が買収し、除去土壌などの最終処分場を整備すべき」と発言。同協議会は「被災者の苦しい状況や切なる願いを無視した発言で誠に遺憾」としている。
7日、同協議会長の松本幸英楢葉町長らが県庁を訪れ、抗議の申し入れ書を高野氏に手渡した。松本氏は「避難住民の意思を無視している」と批判。高野氏は「今後のことを早く言ってもらった方が住民も腹が決まる。決断すべきではないか」とあらためて自らの主張を繰り返した。
終了後、松本氏は報道陣に対し「国が県外に設置する方針を示している中で、(高野氏の発言に対して)非常に憤りを感じている」と話した。