原発事故による避難指示解除、来春めど 福島・田村市
福島原発ニュース
2013年10月14日
東京電力福島第1原発事故のため福島県田村市都路地区の一部に出ている避難指示について、政府と田村市は14日、住民との意見交換会を開き、冨塚宥●(=日へんに景)(とみつか・ゆうけい)市長が来春めどの解除を検討する考えを示した。旧警戒区域の避難指示が解除されれば初となる。
都路地区は旧警戒区域で、現在は避難指示解除準備区域。8月1日から10月末まで3カ月間、夜間の宿泊が特例で認められている。意見交換会で、市は特例宿泊の延長を求め、国もその方向で検討する考えを示した。
冒頭で政府と市は11月1日に解除する案を示した。住民側からは「除染が完全ではなく、放射線量が高い場所がある」「第1原発の汚染水漏れ問題が解決されていない」などとして、解除は来春を目安とすべきだとの意見があり、政府と市は見送りを決めた。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131014/dst13101420140008-n1.htm