排水溝の排出先変更 外洋から港湾内に 第一原発所長示す
福島原発ニュース
福島民報 2013年10月18日
http://www.minpo.jp/news/detail/2013101811571東京電力福島第一原発の小野明所長は17日、同原発で福島民報社の取材に応じ、排水溝の排出先を外洋から港湾内に変更する考えを示した。近く工事に入る。
港湾側に新たに排水溝を設け、外洋に直接、流出しないようにする。放射性物質を含む水や土壌が流れ込んでも、一定程度は港湾内にとどめることができるという。
排水溝にはモニターなどを設け、どの程度の水が流れているかを瞬時に確認できる態勢も整える。
港湾内の排水位置は現在、検討している。放射性物質の拡散防止効果があるシルトフェンス内への排水も想定しているが、新たな放射性物質が流れ込んだ場合、フェンス内にとどまっている放射性物質が外側に押し出される可能性もあり、慎重に検討している。