災害時に飲料提供へ 福島赤十字病院、民間と支援協定
福島原発ニュース
福島民報 2014年01月15日
福島市の福島赤十字病院と飲料自動販売機の管理運営などを行うアペックス(東京)は12日、災害時に同病院内に設置された自動販売機から約1万カップの飲料を無料提供するための支援協定を結ぶ。同病院によると、同社と同様の協定を締結するのは県内の医療機関では初めてという。
同病院は県内唯一の赤十字病院。県北地域の災害拠点病院であることから、大規模災害時に病院を利用する市民らに飲料提供ができるよう協定を結び、体制を整える。
協定では、同病院内に災害対策本部が設置された場合、無料での飲料提供を開始する。同病院内の3台のカップ式自動販売機が対象で、お茶やコーヒーなどの清涼飲料だけでなく、水やお湯なども提供が可能になり、粉ミルクや薬の服用などにも利用できるという。
12日は同病院で協定の調印式を行い、支援協定の締結が正式に完了する。(2014年2月5日 福島民友ニュース)