狭山茶の賠償総額50億円、東電に請求 福島第1原発事故
福島原発ニュース
2012.7.31
東京電力福島第1原発事故により、埼玉県の狭山茶から暫定基準値を超える放射性物質が相次いで検出された問題で、東電への損害賠償請求が総額約50億円に上ることが31日、分かった。茶業者らでつくる「狭山茶振興対策協議会」が明らかにした。
同協議会によると、埼玉県内の約400業者が昨年、暫定基準値を超えたセシウム検出で出荷自粛に追い込まれるなどした。売り上げの減少分などを今年4月から順次請求しており、個々の請求書に不備がなければ支払うことで東電と合意しているという。
県によると、今年の狭山茶の一番茶と二番茶の放射性物質を検査したところ、すべて基準値以下だった。
JAいるま野(入間市)の宮岡宏太郎組合長は「厳しい検査をクリアしたが、信頼の全面回復までには至っていない」と話した。
msnニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120731/trd12073113010007-n1.htm