福島・田村 国直轄の除染作業が28日完了予定 国直轄で初
福島原発ニュース
毎日新聞 2013年06月23日
http://mainichi.jp/area/news/20130624ddq041040005000c.html
東京電力福島第1原発事故で出た放射性物質の除染で、復興庁や環境省などは23日、一部が警戒区域だった福島県田村市で住民説明会を開き、28日に同市都路町の除染作業が完了すると伝えた。国直轄で除染している県内11市町村のうち作業が終了するのは初。
同町の警戒区域は2012年4月に「避難指示解除準備区域」(年間被ばく線量20ミリシーベルト以下)に区域再編され、国が同年7月に除染を開始。住宅121棟や森林など約320ヘクタールで済ませた。説明会で国側は高線量の住宅で平均8割、低線量の住宅で2割低減したと説明した。国は放射線を測りながら住民帰還へ環境整備する考えだが、住民からは「山林から放射性物質が流れ込むかもしれない」など除染効果を疑問視する声が上がった。【藤原章生】