容量2倍タンク導入 第一原発汚染水問題で東電社長
福島原発ニュース
福島民報 2013年11月06日
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/11/post_8543.html東京電力の広瀬直己社長は、5日の参院経済産業委員会で、東京電力福島第一原発で増え続けている汚染水に対応するため、従来の約2倍の2000トン近い容量の地上タンクを導入する方針を示した。民主党の増子輝彦参院議員(本県選挙区)への答弁で明らかにした。
増子議員が増え続ける汚染水にタンク増設が間に合わないのではないかと指摘したのに対し、広瀬社長は「2000トン近い容量のものを造り、スピードアップを図る」と述べた。これまでのタンクの容量は最大1000トン程度だったが、タンクの大型化を進めることで汚染水の増加に対応する。
東電は現在、1カ月に15個の地上タンクを増設している。広瀬社長は「来年度以降は加速しようと思っている」と述べ、設置のペースを上げる方針も示した。東電は、増設するタンクは全て耐久性の高い「溶接型」とし、漏えいが相次ぐ「フランジ型」からの移送を進める。27年度末までにタンクの総量を約80万トンまでに増やす方針。