福島市 2年ぶりの屋外プール
福島原発ニュース
2012年6月27日
原発事故の影響で、去年、屋外プールの授業がすべて中止された福島市の小学校で、2年ぶりに屋外プールを使った授業が始まりました。
福島市の湯野小学校では、27日、プール開きが行われ、4年生から6年生の90人余りが水泳の授業に臨みました。そして、5年生の男の子が「去年は原発事故のためプールに入れなかったけれど、ことしは入れるので、クロールやバタフライで泳ぎたい」と目標を発表しました。
福島市の湯野小学校では、27日、プール開きが行われ、4年生から6年生の90人余りが水泳の授業に臨みました。そして、5年生の男の子が「去年は原発事故のためプールに入れなかったけれど、ことしは入れるので、クロールやバタフライで泳ぎたい」と目標を発表しました。
子どもたちは準備運動のあと、歓声を上げながら次々とプールの中に入りました。水は少し冷たい様子でしたが、2年ぶりとなる屋外プールでの水泳を楽しんでいました。原発事故で放射線の影響が心配されたことから、福島市ではすべての小中学校で屋外プールを使った授業を中止し、ことしは専門の業者に委託して除染を行うなどの対策を取りました。
湯野小学校の半澤勇一郎校長は、「子どもたちが2年ぶりに元気に泳ぐ姿を見て感激しました。福島は通常の授業ができるようになっていることを伝えたい」と話していました。
福島県内では去年、小学校と中学校の屋外プールの使用を見合わせた31の市町村のうち、ことしはおよそ9割で使用を再開する方針を示しています。
福島県内では去年、小学校と中学校の屋外プールの使用を見合わせた31の市町村のうち、ことしはおよそ9割で使用を再開する方針を示しています。
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120627/k10013144511000.html