東電新経営陣 双葉町民に謝罪
福島原発ニュース
2012年6月29日
東京電力の新しいトップに就任した下河邉和彦会長らが、原発事故の影響で福島県双葉町が役場機能を移している埼玉県加須市を訪れ「不自由な生活を強いていることを心からおわびしたい」と謝罪しました。
東京電力の下河邉和彦会長や廣瀬直己社長ら新しい経営陣は、29日、双葉町が仮の役場を置いている埼玉県加須市を訪れ、井戸川克隆町長と会談しました。
この中で、井戸川町長は、「町民は1年3か月余りの避難生活で疲労困ぱいしていて何を信じていいのか落ち着かない毎日を過ごしている」と述べました。これに対して、下河邉会長は「不自由な生活を強いていることを心からおわびしたい」と謝罪しました。
この中で、井戸川町長は、「町民は1年3か月余りの避難生活で疲労困ぱいしていて何を信じていいのか落ち着かない毎日を過ごしている」と述べました。これに対して、下河邉会長は「不自由な生活を強いていることを心からおわびしたい」と謝罪しました。
このあと、下河邉会長と廣瀬社長は、避難生活を続けている町民およそ70人が出席した意見交換会に臨みました。
この中で、町民からは「避難によって家族もバラバラにされ、町民も分断された。賠償の方向性を早く示してほしい」といった意見が出されました。
この中で、町民からは「避難によって家族もバラバラにされ、町民も分断された。賠償の方向性を早く示してほしい」といった意見が出されました。
これに対して、廣瀬社長は「一つ一つ行動で示していきたい。賠償の方法については近々に提示できるようにしたい」と応え、意見交換会はおよそ1時間にも及びました。
下河邉会長らは、双葉町のほかに避難区域に指定されている自治体などを順次、訪問することにしています。
下河邉会長らは、双葉町のほかに避難区域に指定されている自治体などを順次、訪問することにしています。
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120629/k10013206831000.html