福島県、東電に63億円請求 対策費や税減収分
福島原発ニュース
産経ニュース 2012.7.6 12:13
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120706/trd12070612250010-n1.htm
福島県は6日、東京電力福島第1原発事故によることし3月末までの損害として、約63億2500万円を東電に賠償請求した。
畜産の対策費や、企業の県外移転に伴う県税減収分などで、県は請求書で「事故は県民生活、農林水産業、学校教育に大きな影響を及ぼした。費用は東電が負担すべきだ」と求めた。
畜産対策が24億5500万円、中小企業支援が10億5300万円、避難区域内の学校の避難など教育関係が3億9100万円、法人2税や不動産取得税、ゴルフ場利用税など六つの税の減収分が5億9800万円。
県庁で村田文雄副知事から請求書を受け取った東電の新妻常正常務は「内容を見て適切、早期に対応したい」と述べた。県がこれまで請求した工業用水や県立病院の損害分約6億円は払われていないという。
本年度の対策費などは今後請求する。