首都圏焼却灰あす搬入再開
福島原発ニュース
朝日新聞 2012年11月21日
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001211210002
小坂町が受け入れ再開を決めた首都圏の焼却灰について、最終処分場の親会社DOWAエコシステム(東京)は20日、千葉県市川市の30トンを22日に搬入すると発表した。焼却灰から国の基準を上回る放射性セシウムが検出され、中断した搬入作業は、1年4カ月ぶりに再開する。
DOWAによると、焼却灰を積んだトラック3台が21日に市川市を出発。東北道で小坂町に向かう。処分場到着後、放射性物質の濃度や車両の空間放射線量に問題がなければ、焼却灰を埋め立てるという。
来年3月末までに、市川市の千トン、千葉県流山市の200トン、埼玉県川口市の1600トンの焼却灰搬入が予定されている。受け入れ再開をめぐっては、細越満小坂町長が受け入れ時のセシウム濃度を国の基準の半分以下にするなどのDOWAの管理案や環境保全協定をもとに、「町民の安全は確保される」と判断。搬入再開を認めた。