除染で20ポイント低減促進か 福島原発周辺の放射線量
福島原発ニュース
産経ニュース 2013.1.16 13:51
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130116/trd13011613540006-n1.htm
東京電力福島第1原発周辺で、1年間に放射線量が50%以上低下した地点があり、その多くは除染などの対策を実施していたとの分析結果を、原子力規制委員会が16日、公表した。全体的には30%程度低下しており、除染などにより20ポイント程度の上乗せ効果があったとみられる。
対象は、原発の半径80キロ圏内の741地点。2012年8~9月に測定した線量を、11年6~7月の線量と比べた。
全体的な線量低下は、放射性物質が自然に減ったり雨で流されたりしたためと考えられる。45地点は線量が50%以上下がっており、このうち39地点では、除染や地面に砂利を敷くなどの対策をしていた。最大で95%程度低減した地点もあった。ただ45地点以外は、除染などの対策をしたかどうかなどの分析をしていないため、効果に関する詳細な分析はできていない。