2年ぶり「田植え」に笑顔 福島・川内村で試験栽培
福島原発ニュース
産経ニュース 2012年5月15日
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120515/fks12051513120002-n1.htm
東京電力福島第1原発事故のため昨年、コメの作付けができなかった福島県川内村で、試験栽培の田植えが始まった。
15日午前、農家、西山寿幸さん(63)は2年ぶりに田植えをした。「水田の風景はやっぱり気持ちが和らぐ」。農機を使い約20分間で10アールを終了。土の感触を確かめながら笑顔を見せ「もっと広い範囲で田植えをしたい」と、来年の作付け再開へ期待を込めた。
川内村は、昨年政府の指示で作付けが制限された。今年は旧緊急時避難準備区域での作付けはできるようになったが、村は除染が進んでいないとして自粛を決定。代わりに村内30カ所に各10アールの「実証水田」を設けた。
試験栽培では、水田ごとに耕す深さを変えるなどし、除染の効果を調べる。