全町避難の双葉町役場、2年3カ月ぶり福島県内に いわき事務所業務開始
福島原発ニュース
産経ニュース 2013年6月17日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130617/lcl13061711090001-n1.htm
東京電力福島第1原発事故の被害で全町避難している福島県双葉町が17日、役場機能を埼玉県加須市から福島県いわき市に移し、新しく建設した仮庁舎「いわき事務所」で業務を開始した。原発事故から約2年3カ月ぶりに福島県内に戻り、復興に向けてはずみをつける。
いわき事務所では町職員89人のうち67人が勤務する。加須市の旧県立騎西高校には住民114人(15日現在)が避難生活を送っているため、当面は埼玉支所として職員11人が業務を続ける。
双葉町の役場は原発事故後、福島県川俣町、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)を経て加須市に移り、福島県の避難自治体で唯一、県外に拠点を置いていた。4回目の移転となった。
この日行われた開所式で、伊沢史朗町長は「福島に戻ってきてようやく福島の一員になったという思い。復旧復興に全力で取り組みたい」と話した。