飯舘村民「帰還せず」30% 12年より3ポイント上昇
福島原発ニュース
河北新報 2月10日
福島第1原発事故で避難区域に指定された福島県飯舘村の住民の30.8%が避難指示解除後も村に戻らない意思を示していることが、復興庁などが実施した村民意向調査で分かった。
「戻らない」と答えた人の割合は2012年の前回調査より3ポイント上昇した。「戻りたい」は21.3%で前回とほぼ横ばい。「判断がつかない」は36.1%だった。
同村の中井田栄総務課長は「調査結果を分析し、村民の意向を踏まえて復興の道筋を探る」と話した。
調査は復興庁のほか、県、村が13年11月に全3024世帯の世帯主を対象に郵送方式で行い、1458世帯から回答があった。