風評被害吹き飛ばせ いわきの食材で千人鍋
福島原発ニュース
読売新聞 2012年1月23日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120122-OYT1T00818.htm
1000人分の豚汁が調理された直径2・5メートルの大釜(22日午前11時9分、いわき南の森スポーツパークで)
地元産の新鮮な野菜を使った1000人分の豚汁を無料でふるまうイベント「がんばろう勿来!千人鍋」が22日、いわき市錦町のいわき南の森スポーツパークで開かれた。
東京電力福島第一原発事故後、風評被害にさらされているいわき産農産物の安全性をPRしようと、地元住民の有志が企画した。野菜や豚肉はすべてJAいわき市が提供し、放射性物質検査で安全性を確認した上で調理した。
この日は午前7時頃から約3時間かけて白菜約20玉、大根25本などの野菜を刻み、直径2・5メートルの大釜で調理した=写真=。湯気が立ち上ると、においに誘われて大勢の地元住民らが詰めかけた。
同市錦町から家族4人で訪れた鈴木史子さん(42)は、「具だくさんでとてもおいしい。地元住民で集まってつながりを深めるのはいいですね」と舌鼓を打っていた。