福島第一 セメントで海底覆う工事
福島原発ニュース
2012年2月22日
東京電力は、福島第一原子力発電所で、港の海底にたまった泥などに含まれる放射性物質が、沖合に広がるのを防ぐため、海底をセメントや粘土で覆う工事を、22日から始めることになりました。
福島第一原発では、1号機から3号機の原子炉で核燃料がメルトダウンしたうえ、放射性物質を含む水が海に流れ出て、港の海底の泥や砂から極めて高い濃度の放射性のセシウムが見つかっています。
今後、溶けた核燃料を取り出すといった廃炉に向けた作業が本格化し、港に船が出入りすると、放射性物質を含む海底の泥や砂が舞い上がり、港の外や沖合に広がる恐れがあります。
このため、東京電力は1号機から6号機の「取水口」と呼ばれる施設周辺の6メートル前後の海底で、7万平方メートル余りの範囲にセメントと粘土を流し込む工事を22日から始めることになりました。
このため、東京電力は1号機から6号機の「取水口」と呼ばれる施設周辺の6メートル前後の海底で、7万平方メートル余りの範囲にセメントと粘土を流し込む工事を22日から始めることになりました。
海底では、泥や砂を厚さ60センチ前後のセメントと粘土で覆う計画で、50年ほどは泥などが舞い上がることを抑える効果があるということです。
東京電力は、22日から作業のための船を港に入れて試験的な工事を行ったうえで、今月下旬から本格的な工事を開始し、4か月程度で作業を終えたいとしています。
東京電力は、22日から作業のための船を港に入れて試験的な工事を行ったうえで、今月下旬から本格的な工事を開始し、4か月程度で作業を終えたいとしています。
NHK NEWS web
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120222/t10013192211000.html