水をおいしく安心安全に 放射性物質も除去「シーガルフォー」
福島原発ニュース
産経ニュース 2012年2月24日
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120224/trd12022408260009-n1.htm
毎日飲む水はおいしく、安心安全であってほしい…。こう考える人は多いだろう。さまざまな浄水器・設備がある中、水から放射性物質を取り除くことを証明した製品に注目が集まっている。米ゼネラルエコロジー社製の「シーガルフォー浄水システム」だ。”味”が理由で取り入れている家庭や料理店も増加。世界の航空会社の約8割が採用しているという。
放射性物質除去の測定試験は昨年5月、被災地の用水で実施。同社の日本総代理店であるグランドデュークス社(http://www.granddukes.com/)の社員が採取し、同位体研究所(横浜市)が分析した。
それによると、家庭向け機種X-1DSの場合、ヨウ素(I-131)、セシウム(CS-134、同137)について用水からはそれぞれ1キログラム当たり10ベクレルを超える検出があったが、浄化後の水からはいずれも検出されなかった。シーガルフォーのほかの機種からも不検出だった(検出限界は1キログラム当たり1ベクレル)。
「家庭の蛇口をひねったらおいしい水が出る。つまり有害・余分な物を除去して、本来の水が持つミネラルは残す。飲料水専用に開発された浄化媒体です」と、グランドデュークスCEOの引地正修(ひきち・まさなが)さんは話す。
その開発の原点は、1960年代半ば以降の米国の国家プロジェクトだ。核実験を競っていた時代、大気成分を分析した一員に、その後、ゼネラルエコロジー社を創設するリチャード・T・ウィリアムス氏がいた。
「フィルター技術や放射性物質の振り分け法を国を挙げて磨いた。その技術を水に適用したのがシーガルフォーです」と引地さん。
一般家庭の利用者からは「水がまろやかになった」「繊細なだしがよく出る」「生花が長持ちする」といった声が寄せられているという。