放射性セシウム:県内26地点、降下物の測定結果を発表 /福島
福島原発ニュース
毎日新聞 2012年11月27日
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121127ddlk07040141000c.html
県は26日、今年1〜6月に県内26地点で雨やちりなどの降下物に含まれる放射性セシウムの測定結果を発表した。1カ月ごとに測定した結果、最大値は双葉町で4月に検出した1平方キロ当たり2万メガベクレルだった。空間線量に与える影響は毎時約0・07マイクロシーベルト。原発事故当時も福島、富岡、大熊の3市町で同様の調査をしていたが、県内全域での測定は初めて。
ステンレス製のバケツを設置し、1カ月ごとに回収した。県災害対策本部によると、26地点のうち福島市の1地点で1日ごとに測定したところ、風が強く雨が降らない日に降下量が多くなる傾向を示し、空間線量がほとんど変化しない。このため、同本部は原発からの放出ではなく、放射性物質が付着したほこりが舞い上がったとみている。【蓬田正志】